野母崎樺島町 光明山摂取院 無量寺

法然上人の御法語

法然上人御法語

元祖大師御法語(がんそだいしごほうご) 後編(こうへん)
第十六(だいじゅうろく) 念珠(ねんじゅ)
(とう)念佛(ねんぶつ)せんには、かならず、念珠(ねんじゅ)を、もたずとも、くるしかるまじく(そうろ)うか。 (こたう)。 かならず念珠(ねんじゅ)を、()つべき(なり)世間(せけん)の、うたを、うたい、(まい)を、まうすら、その拍子(ひょうし)に、したがう(なり)念珠(ねんじゅ)を、はかせにて、(した)()とを、うごかす(なり)。 ただし無明(むみょう)を、(だん)ぜざるものは、妄念(もうねん)おこるべし、世間(せけん)(まろうど)と、(あるじ)とのごとし。 念珠(ねんじゅ)()にする(とき)は、妄念(もうねん)の、かずを、とらんとは、約束(やくそく)せず。 念佛(ねんぶつ)のかずとらんとて、念佛(ねんぶつ)の、あるじを、すえつるうえは、念佛(ねんぶつ)(あるじ)じ、妄念(もうねん)(まろうど)(なり)。 さればとて、(こころ)妄念(もうねん)を、ゆるされたるは、過分(かぶん)(おん)(なり)。 それに、あまさえ、(くち)様々(ようよう)の、雑言(ぞうごん)をして、念珠(ねんじゅ)をくりこしなどする(こと)、ゆゆしきひが(ごと)なり。
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